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2012-05-01

会話を終わらせるタイミングを知ろう




会話の終わらせ方というのは、時として会話の始め方よりも大切なものです。適切な会話の終わらせ方さえ心得ていれば、たとえ初対面の相手だったとしても、余裕を持って会話を始めることができるようになるかもしれません。





会話を終わらせるタイミングを知ること

話している相手が誰であろうと、時間が経つにつれて話題が徐々に無くなってくるだけではなく、会話そのもの自体が陳腐化していきます。会話を終わらせるタイミングを知ることで、聞き手を飽きさせてしまわないことに繋がるだけではなく、親交を深めるきっかけにさえなりえます。

多くの人は気の利いた台詞から会話を始めることにより気を使います。しかしながら、もし会話の終わらせ方を知っていれば、会話のスキルは飛躍的に向上しますし、相手をイラつかせてしまうこともなくなります。

会話を終わらせるタイミング

以下の3つのポイントは、会話を終わらせる準備に入るタイミングのサインです。


  • 素っ気ない返事 - それぞれ言いたいことはあると思いますが、あなたがしばらく話しているうちに聞き手が短い返答のみを返すようになったら(或いは、もっと悪い場合にはただのうめき声のような相づちのみをするようになったら)、おそらくそれが会話を終わらせる1つのタイミングです。
  • 感情から出る合図 - あなたの聞き手から発せられる感情表現に注意を払いましょう。もし聞き手が目を細めていたり、口をすぼめていたり、顔が赤らませていたら、それが会話を終わらせるべきタイミングです。
  • 身体的な合図 - 相手が全く聞く耳を持たなくなっていたら、すぐにわかると思います。視線がうろついていたり、携帯電話で過去のメールを読んでいたり、貧乏揺すりをしていたりしたら話を切り上げましょう。


あくびはよく飽きている証拠だと捉えられがちですが、いつもそうであるとは限りません。それでも、もしそのあくびが落ち着きのなさやアイコンタクトの無さとあいまったときには、やはり話を切り上げるタイミングであると言わざるを得ないでしょう。

会話の終わらせ方

会話を終わらせることはそれほど難しいことではありません。常に前向きな雰囲気や会話で終わらせることを心がけましょう。例えば電話で話している時に素っ気ない返事が聞こえ始めてきたら、「話せてよかったよ。また今度電話くれるかな?」と言ってみましょう。そうすることによって、相手に話すタイミングを与えるだけではなく、気分よく会話を終わらせる術も与えます。

もし本当に緊急の用事で直ちにその場を去らなければならない時には、「急がなきゃ。緊急事態みたいだ。また連絡するよ」でいいかもしれませんが、本当に急用がある時以外には使わないようにしましょう。そうでないと、後々痛い目にあってしまうかもしれません。

もし話したいことやトピックがなくなってしまったら?その時には、現在のトピックを終わらせてしまい、質疑応答形式に切り替えましょう。 質問することによって会話の手綱を相手に渡すだけではなく、快く会話を終わらせたり、新たなトピックに踏み込む機会にもなり得ます。

沈黙を恐れない

沈黙を恐れる必要はありません。もし、沈黙の状態が訪れてもお互いが快適な状態であればなんの問題もありません。会話の中のすべての空間を力強いコメントで埋め尽くす必要はありませんし、会話を終えることを恐れる必要もありません。時々、特にあなたが聞き手ともっと長く話していたいと願う時に、会話を終えることは少し怖いことかもしれません。しかし、美しい会話の終わらせ方は、またその人と話す機会を作る絶好のチャンスにもなり得ます。



"Knowing When to End a Conversation" - By H.V. Long





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