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2012-06-02

食後すぐに歯を磨いてはいけない理由




歯磨きをするのに悪いタイミングがあるなんて考えたこともありませんでしたが、どうやら「食後すぐの歯磨き」は歯にとってあまりよくない場合があるそうです。今回はそんな情報をお伝えします。




多くの人が、歯磨きとフロスをできるだけ頻繁に行うこと(少なくとも1日に2回程度)が口内の衛生状態の向上や虫歯予防に役立つと思っているおられることと思います。また、あなたが非常に熱心な人であれば、食後すぐや何か糖分を含んだ飲み物を摂取した後なんかにも歯を磨くかもしれません。
しかしながらある調査によりますと、飲食をしたあとすぐの歯磨き(特に酸性の度合いが強い食べ物や飲み物の場合)はどちらかというと歯に悪い影響を及ぼすとしています。

食後すぐに歯を磨くという行為は、残された酸を押し込むということであり、歯のエナメル質にだけではなく、その下の層にある象牙質にまで浸食するという過程を加速させます。

3週間の間ある特定の集団に「ダイエットソーダを飲んだ後すぐに歯を磨く」ということをしてもらった実験の結果では、ソーダを飲んで20分以内に歯を磨いた場合には象牙質の損失・損傷を招き、30分もしくは1時間後に歯磨きをした場合には比較的損傷の度合いが小さかったということです。

ということで、歯を磨くこと自体はもちろん良いことなのですが、結論としましては、何かを食べたり飲んだりしたあとすぐにではなく、少なくとも30分程度の時間が経ってから歯を磨き始めるのが、もっとも良い方法であるということです。




Really? Never Brush Your Teeth Immediately After a Meal - The New York Times