Mac App Storeが登場して以来、とても簡単にアプリをダウンロードして楽しむことができるようになりました。また、新しいアプリを探すのも非常に簡単になり、お世話になっている方も多いのではないでしょうか？
Mac App Storeがオープンして以来、ユーザーからディベロッパーに寄せられるよくある質問の1つに「アプリはMac App Storeから買えば良いのか？或いは、ディベロッパーから直接買えば良いのか？」というものがあります。しかし、その件についてディベロッパー達はあまり話したがらず、基本的に返ってくる回答としては「どちらでもお好きな方を」というものが一般的です。
この件についてWolfRentzschはいくつかの理由を挙げて、「アプリはディベロッパーから買うべき」としています。以下がその理由です。
- ディベロッパーから直接買ったアプリには（App Storeを経由して手に入れたものがそうでないように）サンドボックス化しないという選択肢があるので、より高いユーザーエクスペリエンスを実現することができる。
- サンドボックス化されていなければ、アプリを通して直接データにアクセスすることができるため、より多くの機能を実装することができる。
- より頻繁に、より迅速にアップデートを受けることができる。（ディベロッパーの中には、ユーザーの混乱を避け、App Storeからの認証を待つためにあえてリリースを送らせている人もいるほど）
- App Storeのルールが変わることによってアプリが認証されなくなっても、ユーザーがアプリを失ったり、更なるアップデートを受けられなくなったりする心配が無い。
- ユーザーの支払った金額が全てディベロッパーのもとに届く（App Store経由の場合、アプリの金額の分配は3割がApple、7割がディベロッパー）。
一方、Mac App Storeを経由してアプリを購入するメリットについては以下のように語っています。
- ユーザーが何もしなくても、「購入」をクリックしてパスワードさえ入力すれば、自動的にアプリをダウンロードしてあるべき場所に置いてくれる。
- Macを新調した時などには、ユーザーが以前に使っていた数々のアプリをリストアップして、ライセンスキーを入力しながらダウンロードしなおすなんていうことをしなくても、App StoreにIDとパスワードさえ入れれば、過去の購入履歴をみて全てを1度にダウンロードすることができる。
- Mac App Storeを経由したものであれば、iCloudを使用することができる。（まあ、ディベロッパーから直接購入してもこの問題を解消する方法はあったりするので、あまり大きな問題ではないけれども）
- （これもGatekeeprの頑張り次第ではそれほど大きな問題にはなりえないけれども）Mac App Storeで販売されているアプリは、一応、マルウェアやウイルスに対する検査がされたもののはずなので、ある程度の安全性を確保することができる。
私個人としては、ディベロッパーサイトから直接ダウンロードすることもあるのですが、基本的にはMac App Store経由で購入することの方が特に最近は多いです。あえてここで「アプリはどちらの方法で買うべきか」という問題について意見するつもりはありませんし、記事自体も非常に暫定的な抄訳ですので、詳しく知りたい方は下記のリンクからアクセスしてご自身で判断して頂ければと思います。
Mac App Store vs Buying Direct - WolfRentzsch